あがた直売所朝市とは

　四日市市の街中を抜けて少し走ると都市の風景とは打って変わって広い農地が見えてくる。そんな農地の真ん中で毎週火曜部と土曜日に開催されているのが、『あがた直売所朝市』だ。
　この朝市は、もともと「あがた農業クラブ」が開催していたが、高齢化などを理由に辞めようとしていたところ、あがた地区の有志農家で結成された「あがた青年農業クラブ」が引き継いで運営している。

地元の安全安心な美味しい野菜

　あがた直販所朝市で売られてる野菜はどれも、地元の新鮮野菜。売り場には炭素循環農法（農薬や鶏糞等の肥料を一切使わない農法）や農薬を使わない農法などそれぞれの農家さんがこだわってつくった野菜や地元のお母さんてづくりのこだわりパンや野菜の加工品などが並んでいる。
　すぐ外には、畑があり自分の手で野菜を直接採って買うこともできる。

外の畑では肥料を使わない農法により作物を栽培しており、自分で収穫することもできる。

気軽に農業体験も

あがた直販所朝市では野菜作りボランティアという面白いシステムがある。
　午後１０時から１２時まで畑仕事や、朝市の手伝いをしてくれた人には、ランチが振る舞われ、午後１時から３時まで手伝えば、新鮮な野菜がもらえるというシステムだ。
　誰もが気軽に農業を楽しむことができるうえに、ご褒美までもらえるという。なんともうれしいシステム。すこしでも農業に関心を持ってもらおうと取組を始めた。
　ゆくゆくは、地域全体で農家を支えるような、地域支援型農業による有機農業のまちづくりを目指している。

お昼にいただくランチの一例.野菜をふんだんに使った美味しい 料理を食べることができる。