古き良き日本の暮らしを再確認。童心に返りくつろげる1日1組限定の民宿

築180年以上の日本家屋は、集落の中でひときわ存在感を放っていた。ここは、1日1組限定で、昔ながらの暮らしを体験できる民宿だ。常日頃からかまどや薪風呂を使っている高梨さん夫妻。米や野菜を育て、木を切って薪を調達し、飼っている鶏が産む卵をとる。まさに自然からの恵みを直接受け取る暮らしを営んでいて、ここで過ごせば、「昔ながらの暮らしの良さ」を身をもって体感できる。
ご主人が絶妙な火加減で炊くかまど炊きご飯は絶品！ 裏にある畑にて農作業の体験も可能なので、気軽に相談してみて。

郷で暮らすように過ごす旅の宿

多気町の集落の中にどっしりと身を構える、築約180年の歴史ある大きな古民家。関東よりこの地へ移り住んだ高梨さん夫妻により、喫茶や雑貨販売、時には町の人々の交流の場としても使われるあたたかな民宿へと変身をとげた。高梨さん夫妻は自ら米や野菜を栽培し、鶏を育てながら、お金に頼りすぎない持続可能な暮らしを続けている。生活に使う火や水も自給自足というから驚きだ。宿泊の際に楽しめるかまどで炊きご飯や五右衛門風呂などの昔ながらの営みも、二人のそういった考えが息づいているのだ。

料理体験で使用する「かまど」